こんにちは、地方公務員.comのリムクロです。
そんな私が、地方公務員ブログに関するノウハウを全てお伝えします。
個人がブログ運営をする場合はもちろんのこと、自治体がHP運営する上でも参考になるはずなので、記事をシェアいただければ幸いです。
ノウハウ系の記事は文章が長くなってしまいますが、なるべくわかりやすく解説していきますので、最後までご覧いただければと思います。
また、読んでも覚えることは難しいと思いますので、忘れたりつまずいたりしたら、何度でも読みにきてください。
地方公務員ブログの意義
地方公務員は、全ての職種や身分を合わせると全国に約300万人存在し、地方公務員を目指す人や元地方公務員を含めると、さらに大きなカテゴリーであると言えます。
これだけ大きなカテゴリーであっても、地方公務員ブロガーは非常に少なく、需要供給バランス的に記事を書く意義があります。ブログ戦略上は、まさにブルーオーシャンと言って良いでしょう。
また、地方公共団体は全国に1700以上存在し、各団体において独立して行政運営を行っているものの、地方自治法を初めとする様々な法律に則って運営されているため、共通して行われている業務がほとんどです。
このため、あなたの自治体であなたオンリーが行っている業務であっても、全国で1700人が同じ業務を行っていたりします。
そして、もしあなたが業務で悩み、調べものに1時間要したとして、同じことが全国で行われていた場合は、1700時間もの地方公務員の時間が失われるということになります。大きな損失ですよね。
しかし、最初に悩んで解決した人が、経緯や結果、根拠等をブログで公開していたら、2人目以降はブログを読むだけで悩みが解決してしまいます。
ですから、地方公務員ブログは非常に公益性が高く、有意義であると言えます。
ブログはあなたの人生にとってプラス
ブログは、あなたの人生にとってプラスとなることが多いです。
効果は人それぞれですし、プラスをどう活かすかにもよる話ですが、ブログを書くことで成長したり、人生を豊かにすることができます。
インプット&アウトプット
まず、ブログで情報を発信するためには、新しい知識を学んだり、知識を深めたりする必要があるため、インプット量が増えます。地方公務員の職務は、知恵よりも知識を必要とするものが多いため、インプット量を増やすことは重要です。
次に、インプットした情報を記事としてアウトプットすることで、論理的な説明やかみ砕いた伝え方ができるようになります。上司への説明や起案作成のような内部的な手続きのほか、住民に対する説明力も確実にUPできるため、アウトプットの訓練は重要です。
インプットとアウトプットを繰り返すことで、かなり地方公務員としての能力向上に繋がります。人事評価での昇給や昇進、人事異動等において有利となるでしょう。
転職&副業
また、少し違った視点でのプラスポイントですが、転職や副業に有利となります。地方公務員は、終身雇用&副業禁止が当たり前の世界でしたが、民間企業の変化とともに、徐々に変わりつつあります。万が一のために、転職や副業ができる人材であるべきでしょう。
地方公務員をしていると、数年で人事異動があるため、何かのスペシャリストになることは難しいです。組織としての業務ばかりで、個として作品を手がけることは少ないため、転職や副業をしようにも自分をアピールする術がありません。これでは、仕事で過大なストレスを負った場合に崖っぷちとなってしまうため、余計きつい思いをします。
これを解決するのがブログです。ブログの存在を明かすだけで、ブログを書き続けたこと、知識が豊富であること、伝え方が上手であることなど、たくさんの情報を先方に伝えることができます。また、副業が完全に解禁されたあかつきには、ブログを足がかりにした副業がスムーズに行えるでしょう。
もちろん他にもプラスとなる要素はたくさんありますが、ここではほんの一部を紹介しました。ブログは、あなたの人生にもプラスとなるため、おすすめです。
ノウハウがなければ失敗する
ブログは、ノウハウなしに成功するのは結構難しいです。私も最初にブログを書き始めたとき(2010年)は全然ダメでした。
毎日ブログを書き続けても、全然PV(ページビュー・読まれた回数)を稼ぐことができないのです。3時間掛けて書いた記事が、10PVで終わるなんてことも珍しくありませんでした。
これを半年くらい続けていると、さすがに挫けてきます。それでも試行錯誤を続けた結果、決定的に自分に足りていないものに気づきました。
それは『読者のためにブログを書く』という意識です。そういう意識を持っていなかった私の記事は、今思えば読者にとって何の価値もないものだったのです。
読者のことを常に考えて記事を作成すれば、必ず読者の心に響きます。以下、具体的に書いていきますね。
地方公務員ブログは何を書けば良い?
ブログは、コンプライアンスに違反しない内容であれば何を書いても構いませんが、どうせだったらたくさんの人に読まれたいものだと思います。
地方公務員ブログに限りませんが、伸びるブログは次の2つのいずれかに該当するものが多いです。
なお、地方公務員ブログは、職種(仕事・業務)をターゲットにしたブログなので、役立つ内容が書かれていると自然にアクセスが伸びていきます。面白い記事を書き続けるのは、ハードモードかもしれないですね。
役立つブログとは?
役立つブログと役立たないブログには決定的な違いがあります。それは、読者のために書いているかどうかです。ブログ初心者は、自分が書きたいことを書きたいように書いてしまいがちなんですよね。
これをやってしまうと「結局何が書いてあるのかわからない」「面倒だから途中で読むのやめた」「それ、あなたの感想ですよね」となってしまい、記事の価値が下がってしまいます。
では、どうすれば良いのかを6つのポイントに分けて解説していきます。
ポイント①問題提起をする
読者のほとんどは検索エンジン(Google・Yahoo・bing等)を経由してアクセスし、タイトルや導入部分、見出し等をさっと見て、自分の探したい情報がありそうかどうかを判断します。
このときに、導入で問題提起されていれば、読者の心を鷲掴みにできるはずです。
・年末調整事務に困っていませんか?
・引継書の書き方に悩んでいませんか?
・公務員の職場恋愛についてどう思いますか?
こんな感じです。『まさに調べたかった内容!』『俺のことやん!』と思ってもらえれば最高ですし、『お、なんか面白そう!』『この情報役立ちそう!』などと思ってもらえても記事が読まれる確率は結構高いですね。
必ず、導入部分で問題提起するようにしましょう。
ポイント②結論から書く
ブログにおける記事は、書籍とは全く異質なものです。
書籍の場合は、前書き・目次・本編・後書きと読み進めることが多く、読破率も非常に高いため、1冊を通して伝えたいことをストーリー仕立てで創り上げることができます。
一方ブログ記事は、どこから読み始めてどこまで読むのかを想定することは難しく、5秒でページから離脱してしまうことも珍しくありません。少しでも読破率・ページ滞在時間を伸ばすためには、いち早く読者に結論を伝えることが重要です。
結論を知った読者は、『このブログには答えが書いてある』と確証を持つことができ、読み進める動機となります。
必ず、早い段階で結論を書くようにしましょう。結果として、小見出しの1つ目に結論を充てるのが最適のことも多いです。
ポイント③根拠を書く
私生活における些細なことであれば、必ずしも読者が根拠を求めているとは限りませんが、業務のことであれば、必ず根拠を知りたいはずです。
残念なことに、地方公務員の世界においては、理論よりも根拠を求められることが多いと思います。
『○○な世帯が多いため、△△政策が効果的』と理論ベースで論じても誰の目にも止まりませんが、『総務省通知●●号において、推奨の△△政策』と根拠ベースで言われたら「やろう!」となってしまうのです。
また、上司から「なぜそうなる?」と問われたときに、「このブログに書いてありました!」と答えたら、呆れられるはずです。ところが、ブログに書かれた根拠を答えれば、上司を満足させられます。
このように、読者にとって根拠が書かれていることは重要なポイントのため、必ず根拠を書くようにしましょう。
なお、根拠の内容としては、法律・政省令・通知・告示などの公的機関が発した文書のほか、書籍化された文章の引用であっても、一定の価値があります。著作権には気を付けましょう。
ポイント④具体的に書く
抽象的に書かれた記事は、誤った解釈をさせてしまうことがあり、混乱を招く原因となってしまうため、なるべく避ける必要があります。
また、問題提起・結論・根拠を見ただけでは、『具体的にはどういうこと?』と疑問が残ってしまうことがあります。
これを避けるため、具体的な部分にまで踏み込んだ内容を書くべきです。記事の具体性が足りないと感じた場合は、具体例を挙げて説明するのも効果的でしょう。理解がより一層深まります。
それでもなお説明不足だと感じる場合は、詳細が書かれた記事URLへのリンクを貼るのもありです。(ブログ内への内部リンクに限らず、外部リンクも活用する。)
ポイント⑤失敗例を書く
誰かの失敗した話は、価値が高いです。
地方公務員は、失敗(実験)できない業務もたくさんあるため、既に失敗したサンプルがあることにより、ミスを減らすことができます。
また、失敗例をシェアすることにより、啓発することができるため、教本的な役割としての価値があります。
失敗した結果どんな大変な目に遭ったのか、リカバリーはどのようにやったのかまで書かれていると、さらに良いです。
公表できる失敗と、公表できない失敗がありますので、慎重になる必要はありますが、記事に失敗例まで書かれていると価値が高いのは間違いありません。
失敗例はあまり書きたくない部分だと思いますが、意識的に書くようにしましょう。
ポイント⑥次に導く
これは、上級テクニックです。ブロガーの中でも、実践出来ていない人はたくさんいます。
ちょっと難しいですが、わかりやすく説明していきます。
まず、読者は検索エンジンから、キーワードを元にブログにアクセスしてきます。
例えば、『公務員 産休』というキーワードからアクセスするとしましょう。
これに対してブログは、公務員の産休に関する内容を書いていくわけですが、それだけでは実はちょっと足りません。
産休の先にある情報を示してあげる必要があるのです。
つまりは、育休・育児時間・部分休業などの休暇制度を示したり、さらにはそれが昇給・出世・退職手当などに影響あるのかまで示すことで、読者は大変満足して記事を読み終えることでしょう。
また、出産や育児の経験があれば、購入して良かったものや効果的な対策・予防方法などを記事に追記するか、リンクを貼り付けてあげると満足度は増加します。
これらは、マネタイズ(商品販売)においても重要な点となりますが、マネタイズを念頭においたブログ運営は、地方公務員の副業制限的にアウトであるため、地方公務員ブログには適しません。
よって、別途note【地方公務員ブログを完全マネタイズ化する方法】に掲載しておきます。決して、地方公務員の方は読まないでくださいね!
伸びるテーマは?
ブログを始める上でテーマ選びは結構大事な部分です。
芸能人のブログのイメージが強い方は、雑記をイメージすると思いますが、雑記はかなり伸び悩みます。
なぜなら、雑記のような暇潰しコンテンツは、YouTubeやTikTokなどの動画コンテンツと競合してしまうからです。或いは、漫画やニュースアプリとも同一領域の時間を取り合うことになるかもしれません。
とびっきり面白い記事が書ければ人気を獲得できるかもしれませんが、基本的に誰でも書ける雑記で勝負するのは、やめておきましょう。
私個人としては、素直に地方公務員として経験したことを記事に書くことをおすすめします。『業務』『人間関係』『待遇』『試験』『スキル』『政策』などについて、役立つ情報を発信するのがベターです。
ブログの始め方(有料・無料)
ブログの始め方は、大きく分けて2つあります。
自分に合った方法で運営するのが良いですが、私としては、最終的に自己財産となる有料ブログをおすすめします。
有料でブログを始める
有料でブログを始める場合は、WordPress(ワードプレス)というソフトウェアを使用します。
WordPressは、日本のCMS(ContentManagementSystem)市場におけるシェア率80%以上のシステムで、無料公開されているソフトウェアです。
テーマと呼ばれるブログテンプレートやプラグインと呼ばれる機能拡張が無数にあるため、プログラミングがわからなくてもある程度の運用ができ、初心者でも安心して始めることができます。
また、シェア率が高いということは、Q&Aがユーザー間で溢れているため、困ったことを検索すれば、基本的には全て解決することができます。
最も簡単で堅実なのが、エックスサーバー社のレンタルサーバーとドメインを使用することです。1企業がレンタルサーバーとドメインの両方を提供しているため、トラブルが起こりにくく、サービス内容も充実しており、価格も比較的安く設定されているためおすすめです。
エックスサーバーのレンタルサーバーを使用する場合、WordPressのインストールは超簡単です。(HP制作業社に依頼すると数万円請求される作業が、数分で終わります。)
有料ブログの始め方を簡単にまとめておくと、レンタルサーバーとドメインを契約して、WordPressをインストールしてテーマを選べばブログスタート!ということです。
エックスサーバーなお、エックスサーバー社が新規に手掛けている『シン・レンタルーサーバー』は初期費用が無料で月額料金も安いため、利用しても良いかもしれません。
無料でドメインが1つ付いてくるため、かなりお得です。私はまだ利用していませんが、非常に興味はあります。
シン・レンタルサーバー無料でブログを始める
無料でブログを始める場合は、アメーバブログ、FC2ブログ、はてなブログ、Seesaaブログ、楽天ブログ、noteなどのブログサービスを使用します。
おすすめは、ある程度カスタマイズしたいならSeesaaブログ、シンプルに記事に集中したいならnoteです。
ほとんどのブログサービスは、メールアドレスとパスワード設定のみで始めることができるため、まさに『簡易迅速』と言えます。
しかし、最大のデメリットが、ブログサービスの終了やアカウント削除が行われた場合には、せっかく育てたブログが全て消し飛んでしまうという点です。
アカウント削除は、理由を告げられることなく突然に訪れますので、対処のしようがありません。「WordPressにすれば良かった」そんな後悔が先に立たなかったブロガーもたくさんみてきました。
とはいえ、無料で始められるのはハードルが低くありがたいことですので、リンクを貼っておきますね。
シーサーブログブログに集客する(アクセスを集める)
ブログへの集客方法(アクセス)は、大きく分けて2つあります。
いずれか又は両方の対策をする必要がありますが、地方公務員ブログにおける読者の属性的特性上、検索エンジン対策をするのがベターだと思います。
若年層を中心として、SNSの利用率及び利用時間が伸びているため、SNS経由でのアクセスの比重が高くなってきていますが、とはいえ、主なアクセス源は検索エンジンです。
SNSのフォロワーが1万人以上いたり、熱烈なファンを持つ方は格別として、それ以外の方は、検索エンジン対策をするのが効果的と言えます。はじめは、SNSは補助的に使用する程度と考えておきましょう。
Google検索が指標
日本国内で著名な検索エンジンは、Google・Yahoo・Bingであり、PCにおけるシェア率は、この3大検索エンジンのみで99%を超えると言われています。
さらには、YahooはGoogleの検索技術を利用しているため、Google検索への対応をすれば、同時にYahoo検索をカバーできます。このGoogleとYahooを合わせるだけでも、PCにおけるシェア率が90%を超えますので、ほかに気を取られる必要はないでしょう。
つまり、『検索エンジン対策=Google検索へのコミット』と理解して問題ありません。Google検索を指標として、ブログ運営を行えば、アクセス数を伸ばすことができます。
Google検索エンジンの仕組み
Google検索エンジンは、次の3つのステップを踏んで、検索順位を決めています。
この3つについて、解説していきます。
ステップ①:クローリング
クローリングは、インターネットの中をGoogleのロボット(クローラー)が巡回し、あなたのブログを発見することを言います。
クローリングは、特に何もしなくても問題ありませんが、クローラーに対して、こんなサイトやページがありますよーと通知することで、早く発見してもらえます。(サイトマップの送信)
また、SNSや他サイトからリンクされている(被リンク)と、クローラーに発見されやすいため、Twitter等で発信すると効果的です。
ステップ②:インデックス
インデックスは、クローラーがブログの中をぐるぐる回り、情報を集めた結果、整理して目次を作成することを言います。
ユーザーが検索エンジンで調べ物をした際の検索結果は、世界中のサイトのインデックスされた情報から選択されているのです。
このため、インデックスされていないサイトは、どんなに良い内容であっても、検索結果に表示されません。
ステップ③:ランキング
ランキングは、インデックスされたサイトの順位を決定することを言います。
このランキングは、非常に複雑な決定方法によって行われていると予想されますが、概要の一部を除いては、Googleが仕組みを公開しているわけではないため、確実な情報は存在しません。
しかし、世界中の多くの人々が、日々検索エンジンの研究や実践を繰り返しており、効果的と思われる方法は数多くあります。
この方法論のことを、SEOと言います。
SEOでGoogle検索上位を目指す
皆さんは、『SEO』という言葉を聞いたことがありますか?
SEO(SearchEngineOptimization)は検索エンジン最適化を意味する言葉で、検索結果を向上させる技術のことを言います。簡単にいうと、検索上位を目指すための攻略法ですね。
SEOを念頭に置いたブログ運営を行うことで、検索上位を獲得し、アクセス数を伸ばすことができますので、必ず理解してください。
私がここで挙げるポイントは6つです。
ポイント①:タイトルと説明文
ブログのページには、必ずタイトルがつきます。例えばこの記事であれば、『【解説】地方公務員ブログの完全攻略法(全ノウハウ公開)』がタイトルです。
このタイトルは、『解説 地方公務員 ブログ 完全 攻略法 ノウハウ』といったキーワードから成り立っています。
このキーワードの全てが、地方公務員ブログを始める又は改善する人にとって重要なキーワードであり、検索結果で目に入ったらすぐにクリックしてもらえるはずです。
ところが、ここに関係のないキーワードが入ってしまうと、クリック率が下がってしまい、せっかく検索結果で目に入ったにもかかわらず、アクセスしてもらえません。
また、キーワードがわかりやすい方が、検索エンジンが理解しやすいため、検索上位に推される可能性が高くなります。
また、検索結果にタイトルと同時に表示される説明文(メタディスクリプション)も同様に、ブログを探しているユーザーと検索エンジンの双方にとってわかりやすい文章を心がける必要があります。
なお、わかりやすく書こうとすると長文になってしまいがちですが、検索結果に表示される文字数には上限がありますので、タイトルなら25文字程度、説明文なら120文字程度に収めるように意識すると良いでしょう。
ポイント②:ブログ構造
ブログは、ユーザーにとってもクローラーにとっても、整理されたわかりやすい構造になっていた方が良いです。これは、あなたの職場の共有フォルダを思い浮かべるとわかりやすいと思います。
業務や年度別で綺麗に整理された共有フォルダは、誰からみてもわかりやすく、探す時間を奪われない効率的な構造であると言えます。
一方、全てのファイルが1つのフォルダに入れられているのを想像したら、調べる気にもなりませんよね。もちろん、極端に深い階層で作られたフォルダは、それはそれで非常に面倒で、良い構造とは言えないはずです。
これらは、ブログの構造にも同じことが言えます。同じジャンルやカテゴリー、タグ等によって整理することで、わかりやすい構造になります。
ブログの場合の構造は、URLのことを指し、地方公務員.comであれば、カテゴリーごとに整理されたURLを採用しています。
こんな感じですね。なお、URLに入れる文字は、関連する意味のある言葉にした方が、効果的だと言われています。
また、パンくずリストを作ることで、階層を可視化しわかりやすくする効果がありますので、出来るだけ作成するようにしましょう。内部リンクとしての役割もあります。
ポイント③:コンテンツ
せっかくユーザーがアクセスしてくれても、コンテンツの質が低かったら意味がありません。当然とは思いますが、コンテンツの質を向上させることは最も重要なSEOの1つです。
上述の『役立つブログとは?』を参考としつつ、読みやすく整理された、新鮮でわかりやすい最高のコンテンツ作成を目指してください。
ページ全体を通してタイトル、見出し、本文を絶妙なバランスで構成するのもポイントです。
また、単にテキストを並べただけではインパクトに欠けるため、太字やマーカー、下線等で装飾し、図、画像、動画等を記事に埋め込むのが理想的だと言えます。
ポイント④:クローラー対処
ブログ記事の中には、クローラーにとって最適ではない記事もあると思います。言い換えると、SEO的にマイナスとなる記事ですね。例えば、極めて短い記事やほとんどアクセスの望めない記事、リンクばかりで形成された記事などです。
そういった記事は、サイト全体の評価を下げる原因となってしまうため、『robots.txt』という制御ファイルを利用して、クロールできないように対処します。
そうすることで、クロールしてほしい記事のみを巡回させることができるため、SEO効果が高いです。
少し難しいことをお伝えしているため、実際に価値の低い記事が生まれてしまった場合に『robots.txt 対処』等で検索すると良いでしょう。
ポイント⑤:モバイル対応
今までインターネットはPCが中心でしたが、スマホの世界的普及に伴い、2018年頃から検索エンジンもモバイルを中心とした考え方に移行されています。
このため、モバイル対応が適切に行われていないとサイトが評価されず、検索上位を獲得することができません。
ついては、閲覧する端末のサイズによって表示方法が切り替わるレスポンシブウェブデザインを採用したり、スマホで高速表示できるAMPに対応させたり、画像データ等を軽量化させたりする必要があります。
これについてWordPressの場合は、初めからこれら全てに対応したテーマやプラグインを選択することで解決できるため、初心者でも問題ありません。
地方公務員.comでは、Cocoonという最強クラスの無料テーマを使用しています。
ポイント ⑥:PR
ここまで5つのポイントを押さえてブログ運営すれば、自然とブログや記事の価値は高まり、どんどん伸びていくと思いますが、PRを併せてすることをおすすめします。
PRで最も簡単で効果的なのは、SNSを利用することでしょう。なぜなら、情報のシェアが容易だからです。リツイートやいいねされるだけで、たくさんの人に拡散されていきます。
また、ブログコミュニティに参加したり、ブログ情報を載せたチラシを配るなどのアナログな方法も効果があります。
これらによって、アクセス数を増やすだけではなく、ブックマークや被リンクなどを獲得し、ブログの評価を高めていきましょう。
分析ツールでブログ解析
私が挙げた6つのSEOテクニックを活用して記事を書き続けていると、だんだんとアクセス数の伸びる記事が出てきます。
アクセス数の伸びる記事には伸びる要因があるため、これを分析することでユーザーに満足される記事を理解し、ブログを強化していきましょう。
ブログのアクセス数や検索順位、人気ページや離脱ページなどは、全てツールを使用することで分析することができます。
無料で利用できるツールはたくさんありますが、Googleが提供している2つのツールを併用するのがおすすめです。
GoogleSearchConsole(グーグルサーチコンソール)
GoogleSearchConsoleは、ユーザーがブログに到達するまでのデータを解析するツールで、サチコと略して呼ばれることもあります。
このツールで解析できるデータのうち、利用するのは主に次の4つのデータです。
データ①:検索パフォーマンス
あなたのブログの検索パフォーマンスをデータ化したものです。
パフォーマンスは検索結果に表示された回数、クリックされた回数、クリックされた割合、検索順位が表示され、キーワード別やページ別のほか、国別やデバイス別のデータを見ることができます。
これらのデータは、表示する期間を指定することができるだけではなく、任意の期間同士を比較することもできるため、推移を分析するのに便利です。
伸びているキーワードやページを理解し、ブログの発展に役立てましょう。
データ②:URL検査
あなたのブログのURLを検査することができるものです。
URL検査は各ページごとに行うことができ、Googleにインデックスされているのか、AMP化できているのか、モバイルに適しているのかなどをチェックすることができます。
もしここでエラーがあれば、ブログの評価に悪影響を及ぼしている可能性がありますので、改善していきましょう。
また、新規掲載したばかりの記事はインデックスに時間がかかる場合もありますので、クローラーへの対応を済ませた後は、のんびり待ちましょう。
データ③:カバレッジ
あなたのブログのステータス詳細を確認することができるものです。
有効なページ、有効だけど警告のついたページ、インデックスされなかったページ、エラーページをチェックすることができます。
これらは、一つ一つ詳細に理由を確認することができるため、必要に応じて改善していきましょう。
中には、止むを得ないものや、改善する必要のない警告もありますので、わからなかったらGoogleで検索するとほぼほぼ解決します。
データ④:リンク
あなたのブログの被リンク状況を確認することができるものです。
どのページにいくつの被リンクが貼られていて、そのリンクはどこのサイトから貼られたものなのかを確認することができます。
被リンクが貼られているということは、拡散されたり引用されたりしているということなので、記事に価値があると言うことです。
つまりは、ユーザーが求めている記事であるため、同指向の記事を増やすことでブログの価値が上げられるでしょう。
被リンクの多いページは一般に検索順位も高くなり、アクセス数を伸ばすことができます。
GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)
GoogleAnalyticsは、ユーザーがブログに到達した後のデータを解析するツールです。
このツールで解析できるデータのうち、利用するのは主に次の4つのデータです。
なお、先に紹介したサチコと機能連携することで、両ツールを行き来せずに情報を得ることができるため、機能向上します。導入後はすぐに連携させましょう。
データ①:ユーザー
あなたのブログにアクセスしたユーザーを分析することができるものです。
指定期間中に訪れたユーザー数、新規ユーザー数、アクセス回数、PV数、滞在時間、直帰率などの概要を見られる他、地域や言語、OSなど詳細な分析を行うこともできます。
なんと言ってもユーザー数やPV数が最もわかりやすく重要な情報だと思いますので、使い始めはユーザー情報を見ていくのが基本です。
月間ユーザー数1000人とか、PV数5000とかの1次ゴールを設定して、セルフKPI達成を目指すのが、効率よくやる気も保ちやすい方法だと思いますので、おすすめします。
参考に地方公務員.comは、ブログ開始2か月目で約8,000PV、3か月目で約22,000PVでした。
データ②:集客
あなたのブログの集客情報を分析することができるものです。
ユーザーがあなたのブログにアクセスした手段(他サイト・SNS・検索エンジン等)を確認することで、ブログの強みと弱みがわかるため、改善に役立ちます。
リンクを貼ってくれている人や、SNSで拡散してくれている人と交流することで、継続的な集客を得られる可能性があるため、積極的に行っていきましょう。
データ③:行動
あなたのブログのユーザー行動情報を分析できるものです。
どのページに最初にアクセス(ランディングページ)し、どのページで離脱した(離脱ページ)のかなどを確認することができます。
さらに詳細情報として、アクセスから離脱までのルートをフローで確認することができるため、望ましくないユーザーの流れを把握できます。
離脱率の高いページは、ユーザーが行き場を無くしているということなので、興味のある内部リンクを示すことで改善させていきましょう。
ブログ内をぐるぐる回ってもらうことで、ブログの評価を上げることにもつながります。
データ④:コンバージョン
あなたのブログの成果を分析できるものです。
通常はコンバージョン(CV)と言えば、ECにおける売上や、情報商材における資料請求件数等を指すことが多いですが、目標をPV数や滞在時間に設定することができます。
ブログを伸ばすためには現状と課題の把握を常に行っていくことが望ましいので、このデータを利用するのが便利です。
目標を設定し、KPIを達成することで成果を上げていきましょう。
検索ランキング1位を取るために
皆さんも日頃から、何かわからないことや気になることがあったときに、Google検索を利用していると思いますが、圧倒的に検索結果1位のサイトを見るケースが多いと思います。
1位のサイトで解決できなければ、2位以下のサイトに順次流れていきますが、キーワードを変えて検索し直す場合も多く、1位と2位とでは、圧倒的にアクセス数が異なります。
このため、ブログの集客数を増やすためには、検索ランキング1位を目指す必要があるわけです。
では、どのようにすれば、検索ランキング1位を獲得することが出来るのでしょうか。これを解決していきます。
キーワード選定が最重要
まず、キーワード選定が最も重要です。
例えば、『公務員』という大きなキーワードで1位を目指すのは至難の業です。個人ブログでは不可能と言っても過言ではないでしょう。
なぜなら、『公務員』というキーワードは商用価値が高く、多くの企業が上位を獲得するために、人員や予算を費やしているからです。情報商材や予備校、参考書、転職系サイトなど、非常に大きな規模の企業が参入しています。
実はそれだけではありません、国や地方公共団体、学校、職員組合、掲示板などとも競合してしまいます。これらは、私企業や個人ブログと比較して、知名度や権威性が高いため、記事内容が多少弱くてもSEO上は強敵です。
『公務員』というキーワードに『国家』や『地方』が入るだけでもかなりハードルが下がりますが、それでもまだ100万件以上のサイトに勝たなければなりません。
地方公務員.comを例に取ると、次のような感じです。それなりの量の記事を書いている私のブログでも、ビッグキーワードでは太刀打ちできません。適切なキーワードを選定する必要があります。
キーワードの選定方法
キーワードの選定作業は、次のような4つの手順で行うことをおすすめします。
手順①:検索キーワード候補を出す
まずは、あなたが書きたい記事の重要なキーワードを1つ決めてください。
『公務員・住民税・生活保護・戸籍・採用試験・〇〇市観光』など、なんでも大丈夫です。
そしてそのキーワードが、どのような関連キーワードとともに検索されているのかを、ツールを使用して調査します。
色々なツールがありますが、無料で簡単に使用できるラッコキーワードがおすすめです。
ラッコキーワードは、調べたいキーワードを入力して検索ボタンを推すだけで、実際にユーザーがGoogleで検索したキーワードを調べることができるツールです。『地方公務員』で調べた場合、774個のキーワードが見つかりました。
誰も検索しないキーワードに狙いをつけて記事を書いても意味がないため、必ず候補にあがったキーワードから選定しましょう。
なお、どのキーワードにも満足できなかった場合は、元となるキーワードから考え直せば大丈夫です。
手順②:検索ボリュームを確認する
ラッコキーワードで候補を出した後は、検索ボリュームを確認します。
ラッコキーワードで調査できるのは、あくまで検索された『キーワード一覧』であり、たったの1度しか検索されていないキーワードが抽出されているかもしれません。
今後二度と検索されないかもしれないキーワードを追いかけて記事を書くのは、あまりに効率が悪いため、検索された数を調べます。
検索ボリュームを調べるツールは、Google広告の機能の一部であるキーワードプランナーとキーワードプランナーの技術を応用したUbersuggest(ウーバーサジェスト)の2つが候補に上がりますが、Ubersuggestを便利に使おうとしたら有料になってしまうため、キーワードプランナーを使用してみるのが良いと思います。
手順③:キーワード難度を確認する
次に、キーワード難度を確認します。これは、どんなに検索ボリュームが多くても、高順位が取れなければユーザーを獲得できないため、重要な作業です。
基本的には、検索ボリュームが多い方が獲得できるユーザー数が多いため、キーワード難度は高くなります。
しかし、それ以上にキーワード難度を左右する要素があります。それは、金になるかどうかです。金になるキーワードは、企業が狙いをつけるところなので、難易度がぐっと上がります。
金になるキーワードは、クレジットカードや住宅ローンなどの金融系、ガスや電力などのライフライン系、英会話やプログラミング教室などの教育系、携帯や光などの通信系などです。
これらは、少ないユーザーからでも大きな利益が生まれるため、キーワード難度が上がります。逆に、非営利キーワードに関しては、検索ボリュームが多くても比較的上位を狙いやすいと言えます。
キーワードプランナーの競合欄やウーバーサジェストのSEO難易度欄を確認するだけで基本的には問題ありませんが、キーワード難度を左右する要素を理解しておいてください。
手順④:キーワードを選定する
最後に、キーワードを選定します。
数あるキーワードの中から、検索ボリュームとキーワード難度のバランスを見ながら選定することとなりますが、初めのうちはキーワード難度が低いものを選んだ方が良いでしょう。
なぜなら、ブログの認知度、ライターの認知度、被リンク数、SNS拡散力において競合サイトに劣り、記事の内容以外の部分でハンデを背負っている状態では、厳しい戦いになるためです。
小さいキーワードで確実に検索ランキング1位を獲得し、ブログを育て上げながら、上位キーワードを目指していくのが確実な方法と言えます。
ただし、どうしても勝ちたいキーワードがある場合には、記事数とボリュームで勝負してみるのも良いでしょう。
記事数とボリューム
キーワードランキングの上位を狙う正当な方法には、記事内の画像を工夫する、動画を埋め込む、SNSで拡散させるなど色々ありますが、次の2つの方法を視野に入れてチャレンジしてみてください。
なお、ブラックハットSEOと呼ばれる、グレー又はブラックな方法も多数存在しますが、ここでは紹介しません。また、皆さんも手を出さないようにしてください。Googleに対して偽装してバレないとは思わない方が良いです。
検索上位を狙う①:同一キーワードを狙う記事を増やす
検索ランキング1位を目指す場合に、1つのキーワードを1つの記事で制覇するのは難易度が高いです。いくつかの記事に分けて書くと効果があります。
例えば、『住民税』というキーワードの上位を狙うときに、次のように記事を分けてみてはいかがでしょうか
①住民税の仕組み
②住民税の地域差
③住民税の計算方法
④住民税をお得にする方法
⑤住民税の賦課と徴収
⑥住民税の滞納
⑦住民税にまつわる判例
⑧住民税の歴史
⑨住民税の水位
⑩住民税担当の苦悩
こんな感じで、『住民税』というビッグワードで直接1位を狙うのではなく、『住民税 仕組み・住民税 地域差』のように少しキーワードを弱くして、内部リンクを張り巡らせることにより、総合的に1位を狙う手法です。
記事数を増やすという意味でも優秀で、ブログの育成にも役立ちます。連載形式にすれば、固定の読者も獲得できるでしょう。
検索上位を狙う②:1つの記事のボリュームを増やす
検索ランキング1位になるということは、Googleが最高のサイトだと判断したということです。その判断基準の中には、サイトへの滞在時間が含まれていることは、恐らく間違いありません。その証拠に、GoogleAnalyticsで示される指標の中にも滞在時間が含まれています。
では、どうやって滞在時間を増やすのかというと、記事のボリュームを増やしてあげれば良いのです。
ボリュームは、文字数はもちろんのこと、画像、動画、グラフ、表などを用いることで増加させることができます。
当然ながら、単にダラダラとボリュームのみを増やしても、途中で読者が離脱してしまうため、逆効果になることもあります。
最もわかりやすいボリューム増加の成功例としては、『〇〇50選』などのまとめ記事です。あーだこーだと思考しながら、全順位を読み上げた頃には、とてつもない滞在時間になっているでしょう。
また、網羅型の記事を書くのも効果的です。前項で述べたように住民税を複数の記事に分けて書くのか、この記事のように複数分のボリュームを1つの記事に集約させるのかの違いですね。
私個人としては、忙しい現代人が短い時間で情報に触れることを考えると、複数に分けて書く方法をおすすめします。
記事の書き方
記事の書き方は人それぞれですが、決まった型があると、格段に執筆時間を削減することができます。
私であれば、次のような手順で記事を組み立てます。
下図のようなイメージですね。もしよければ、一度試してみてください。
テーマ選定
まずは、記事のテーマを選定します。ブログテーマではなく、記事のテーマです。
「今日は何書こうかな~」「このニュースを解説しておこう」「国の通知がわかりにくいから、困ってる人多そうだ」私の場合は、こんな感じです。
ニーズのありそうなテーマを選択するのが一番ですが、その日の気分で書きたいテーマ、攻略したいテーマなどを選択するのも良いと思います。
キーワード選定
メインとなるキーワードを選定します。これは、『住民税』でも良いですし、『住民税 仕組み』でも良いですし『住民税 仕組み 解説』でも良いです。今の自分にとって最適なキーワードを選択しましょう。
キーワードは、記事タイトル、見出しなどにも積極的に入れるようにします。SEO的にも効果がありますし、検索候補に出てきたときに、タイトルや見出しにキーワードが入っていた方がクリック率が高まります。
ペルソナ(ターゲット)設定
ペルソナ(誰に向けた記事なのか)を設定します。周りの身近な人を思い浮かべながら設定すると、ブレることなく人物像が浮かぶため、おすすめです。
例えば、『うちの課長がPCのアプデで困ってる』『新人のあの子は例規の読み方がわからなかった』などと浮かべれば、何を書けば読者のためになるのかがわかります。
結論・理由・具体例を組み立てる
ブログ記事は、結論から書くことが重要ですし、理由や具体例を示すことも重要です。なので、これらがブレてはいけません。
文章にする前に、結論・理由・具体例を一言で表しておきましょう。筋道があるだけでも、かなり文章化しやすくなりますよ。
見出し(大段落)の設定
SEO的にわかりやすいサイト設計を心掛ける上では、見出しが重要となります。
私の基準では、1つの記事は1500~2000文字程度、見出しは4つを基本としていまして、次のような構成にしています。
①結論
②理由
③具体例
④結論・まとめ
※例
【解説】令和の地方公共団体はデジタル人材確保で明暗が分かれる
①デジタル人材確保を最優先するべき
②デジタル人材は既に不足している
③DXできない自治体は淘汰される
④自治体にとってデジタル化が最重要課題
これは、PREP法(Point,Reason,Example,Point)という論理的で説得力を持つ表現方法を利用した方法で、かなり理にかなっていると思います。
私の記事は、上記のような構成になっているものが多いため、良ければ参考にしてみてください。
各大段落に入れるべきワードの頭出し
見出しの設定ができたら、各大段落の中で、どんなワードを入れるかを検討します。
文章を書きながらワードを思い浮かべるのは結構非効率で、先にワードがあれば、接続詞を気にしながら文章にするだけで割と形になります。
また、書きたかったことを書き忘れる心配も減るでしょう。
リード文を書く
いきなり見出し→本文という流れだと、読者が戸惑ってしまうため、記事本文へ誘うためのリード文(導入文)を書きます。
見出しとワードが先に出されているため、これを利用してリード文を書くと、すんなり優秀な文章が思い浮かぶはずです。
本文を書く
ここでようやく本文に取り掛かります。
『やっと本文か……』と思うかもしれませんが、ここまで下準備をすれば、すぐに本文は出来てしまいます。
仕事もブログも、段取りが重要だと言うことですね。
タイトルを決定
最後にどかーんと、最も良いタイトルを付けましょう。もちろん、必要なキーワードは全て盛り込んでください。
また、好き好きだとは思いますが、『』【】!?などの記号は目に入りやすいです。
副業制限〜地方公務員法の壁〜
ブログがある程度軌道に乗り、読者数やPV数が増加すると、収益化が頭にチラつき始めます。ここで、地方公務員法の壁にぶち当たるはずです。
『公務員=副業禁止』
かなり多くの人がそう思っていますが、厳密には禁止されているわけではありません。制限を受けるだけです。
営利目的ではなく、情報発信が目的のブログにおける多少の収益であれば、利害関係や職務専念義務、守秘義務等に配慮することでクリア出来ると考えていますが、裁判で争った例がないため、不確実です。
とはいえ、今現在のコンプライアンスにおいては、ブログで副業と言えるほどの収益を受けることは難しいでしょう。
この件については、言葉足らずで誤った情報を伝えたくないため、↓の記事を参照ください。
【ついに解禁?】地方公務員の副業制限についてわかりやすく解説
さいごに
ここまで20,000文字近い、超長い記事にお付き合いいただきましてありがとうございました。もうすぐ終わります。締めに入ります。
私が最後にお伝えしたいのが、地方公務員はもっと活発に個人として発信するべきであるということです。
地方公務員はサボる人が多いわけでもなく、ましてや税金泥棒などではありません。努力している人、まじめな人が圧倒的に多数だと思います。
学生ノリ・身内ノリでふざけた発言や行動が住民の目に止まり、評価を下げることもあるかもしれませんが、勤務時間の99%は真剣に取り組み、残りの1%も円滑なコミュニケーションを支えています。
しかし、行政の仕事は、簡単に住民には伝わりません。何か悪い噂が1つ立つと、それだけが一人歩きしていきます。これは、やむを得ないことでしょう。
これを改善するためにも、地方公務員一人一人が個として発信していく世の中になれば良いと思います。住民に頑張っている姿が届けば変わると思うんですよね。
また、ブログを通して沢山のインプットを行い、アウトプットの訓練することで、組織力も個人能力も高めて、全部ハッピーになれば良いなと思います。
この記事を読むことによって、地方公務員ブロガーが1人でも誕生すれば、私は大変満足です。
そこのあなた!書いてみましょう!さぁ!今すぐ!