住民のためになりたいなら、首長のために仕事をする(解説)

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市役所職員がよく「市民のために仕事をしなきゃ」と言いますが、やってることと言えば、「今回だけですよ」なんて言葉とともに、審査を甘くしてあげることくらいです。

これを市民のためだと思っているのであれば、大間違いだと気付いてほしいものです。

審査の基準については、法律条例規則要綱等において定められているため、甘くする余地がないことがほとんどです。

これに反して甘くするということは、誰かの利益が失われたり、危険な状態を作ってしまうこととなります。

例えば、戸籍謄本を交付する際の本人確認を省略することにより、誤って他人に交付してしまい個人情報が漏れ、結果的に詐欺に巻き込まれてしまうケースがあるかもしれません。

建築確認申請を受けて審査を行った結果、ほんのわずかだが建築基準関係規定を下回っている項目があるが、市民が急いでほしいと言うので、良いことにして建築が進んだ結果、将来その建物が倒壊して、それに巻き込まれて命を失う市民がいるかもしれません。

法律条例規則要綱等で定めているのは、こういった問題を生まないためであり、守ることが一番市民のためになります。

 

では、住民のために公務員が何をすべきかと言いますと、それは、「首長のための仕事」をすることです。

首長は選挙に立候補し、住民の意思により投票で選ばれます。

住民投票、議会決定、委員会決定など、市長のみの権限に依らないものはたくさんあります。

しかし、舵をとるのは市長です。

市長が方針を決定します。

予算も条例のほとんども、すべて首長が決めた方針に則って議決により決定されます。

市長が福祉に力を入れたいのに、職員が観光に力を入れようとしていては混乱が生じてしまいます。

このため、職員はおおよそ首長と同じ方を向かなくてはいけません。

背いて良いのは、明らかに不当または違法な時くらいでしょう。

ただ、首長のための仕事をすると言いましても、

入庁して間もない職員が、「首長!役に立たせてください!」

なんて言えるはずもなく、おかしなやつだと思われてしまいます。

 

では、首長のための仕事をするには、どうすればよいのでしょうか?

簡単です。

目の前の仕事を一生懸命こなせば良いのです。

首長⇒部長⇒課長⇒係長⇒係員という風に首長の政策は、最終的に末端にまで達します。

命令系統は必ず縦ラインになっていて、首長の政策はたくさんあるラインのうちのどこかで担うこととなります。

職員は所属する部や課の上司以外から命令を受けることはありません。

つまり、係員にとっては係長から降りてくる仕事が全て首長の仕事だし、課長にとっては、部長から降りてくる仕事が全て首長の仕事ということになります。

首長のための仕事であり、住民のための仕事です。

首長と係員との間の伝言ゲーム、だれか1人でも首長と違う方を向いていれば上手くいきません。

住民に不安を与えます。

住民に迷惑がかかります。

首長の政策が滞ります。

また住民に迷惑がかかります。

悪循環が始まります。

ですから……住民のためになりたいなら、首長のために仕事してください。

出世をすれば首長との距離が縮まります。

首長から相談されたり、会議に呼ばれたりするようになれば、直接自分の意志を政策に反映させられます。

一生懸命仕事をし、多くの知識を付けて出世し、首長のために仕事をし、本当の意味で住民のために働く公務員になってください。

 

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